「Feelings*」より抜粋―――
「Feelings*」より抜粋―――
総悟はゆっくり目を開いた。
「高ぶってんのは俺だけかと思った・・・・・」
「・・・・・・・」
そうか。
土方はそういう性格だったのだ。
恋に臆病で、自分からガツガツするようなタイプではない。
だからいつも総悟から行くことが自然の流れになっていて、今までそれでなんの問題もなかった。
だが総悟もふと、寂しさを感じてしまったのだ。
土方から求められないことを・・・・・。
「・・・・・弱虫」
「なんだとコラ?」
総悟はぐす・・・と鼻を鳴らして、土方の首に手を回して、ぎゅっと強く抱きしめた。
「俺だって好きなの、分かるでしょう?」
土方も答えるようにぎゅ・・・・と強く総悟を抱きしめた。
本当に色恋になると、口下手なのだ。
「たまには素直になれよ、土方よ」
「お前・・・・・・俺がそういう玉じゃねぇの知って言ってるだろ?」
土方が少し体を起こして言う。
総悟は口の端を不敵に持ち上げた。
「・・・・・・・・・」
土方は目を細めてため息をつき、それから暫く見詰め合って「悪かったな」と言って額にキスを落とした。
総悟が目を閉じてキスをねだると、静かに口付けを落とす。
そのまま首筋にもキスを落とした。
「・・・・寂しかった・・・」
もう片側を唇が上がっていく。
「のに、ちっとも気付いてもらえなかった・・・・」
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ゆり
by princess_alice28 | 2011-10-04 19:29